恋をしている人間ほど見苦しく、危なっかしく、そのくせ誰よりも輝いている。
周りから見ればどうでもいい些細な言動で、一喜一憂するその姿は、お世辞にも立派なものとは言えない。しかしながらそのひたむきな姿は、何故かこう応援したくなる。
恋はするものではなく落ちるものだと誰かが言った。なるほどそうかもしれない。
私も今の妻と結婚する前、妻(当時の彼女)と連絡が取れず慌てて夜中に車を走らせたら脱輪したことがある。
あの時の虚しさと惨めさと言ったら何物にも代えがたい。
私の友人もどうやら今恋をしているらしい。
その結果恋という大海の深淵に見事に溺れ、悩み苦しんでいるようだ。
恋が落ちるものだとすれば、その上位互換の愛は一体何なのだろう。
私はその答えを探して多くの愛をこれまで見てきた。
そして一つの答えにたどり着いた。
恋は落ちるもの、愛は飛ぶもの。
愛とは翼を広げて飛び立つもの。
そう、まさに天使。
愛とはまさに無償!アガペー!!
愛とはなんと素晴らしいのか!!
おっと愛する妻から電話だ。
今日は定時で帰るって約束したし早く帰ろう。
今から飛んでいくよマイハニー♥
もしもし!!
「たまたま友達にスーパーであってこのままディナー行ってくるからあんたはカップ麺でも食べてね。じゃーね。」ガチャ
え??
愛って…何…?