美濃んちゅの酒場

岐阜を愛する若者が、様々なことを調べたり調べなかったりするブログです。ローカルネタから真面目なネタまでジャンルはゆるめです😁✨✨覗いてみてください。

週休3日メンタル

弊社は残念ながら完全週休二日制である。

完全週休二日制ではあるが、土日に調査があることもある。その場合平日に代休を取得するわけだが、代休の次の日のメールボックスを想像すると憂鬱である。

 

さて、そんな一般的な企業に勤める私が最近編み出したメンタルケアがある。それが「週休3日メンタル」である。これは一体何かというと、至ってシンプルで「金曜日を休日だと思い込む」のである。

※思い込むだけで実際は平日且つ出勤。

 

休日出勤の経験がある社会人のみなさんならわかるかもしれないが、休日出勤ってなんかすごく独特の雰囲気があって、謎のやる気が出てくる。

「世間が休みの間に頑張ってる俺すごい!仕事を終わらせるぞ!」と謎のやる気が満ち溢れてくる。

 

「週休3日メンタル」はそのやる気を金曜日に生み出すことで、1週間のタスクをすべて片付ける事ができる画期的な手法なのだ。

 

当然金曜日は平日なので、社員も世間も普通に出社しているが、私にとっては休日出勤している仲間である。みんなで仲良く休日出勤である。

 

この「週休3日メンタル」には更にいい点がある。それは土曜日が連休中日になるのだ(?)。

更に日曜日は連休最終日。実際には2日間しか休んでいないのに、週休3日メンタルだと休日が3日間あった気になるので、なんかオトクな感じになる(?)。

 

この話を同僚にしてもなかなか理解されないが、実際これで私の業務効率は上がっている。

なのでみんなも是非やってほしい。

オススメだ。

 

 

ナポリタンをたべたい

ケチャップの香りが漂うキッチンから聞こえる野菜たちの叫び声。生きたいと叫ぶピーマンの頭を押しつぶし、空っぽの頭の中に僅かにある知識の種を無慈悲に洗い流す。

3人で仲良く暮らしていた人参のマイホームから、父親を引き抜き、泣き叫ぶ家族の前で皮を剥がされる。

そういえばスーパーで売っている人参は高圧洗浄かけているから、わざわざ皮を剥く必要がないらしいですね。

ソーセージ兄弟は無慈悲にもバラバラにされ、パスタたちは釜茹での刑。

さながらここはソーセージ・パーティーの世界。

ジュージューと食材達の叫び声が響き渡るフライパンの上で、今日も僕はナポリタンを作る。

小学生時代の淡い思い出

大人になると時が過ぎるのがあっという間に感じる。

ついこの前まで小学生だった従弟が、気づいたら高校生になっている。

本人にとっては小学生から高校生に至るまでの時間は長く濃厚なものだったに違いないが、私にとっては一瞬の出来事である。

私が小学生の頃暮らしていた実家は山の中腹に位置し、自然と共にあった。

家から小学校までは道のりにしておよそ4kmほどあり、坂道を上って下って毎日せっせと通っていたのを思い出す。

小学校に通う道のりは基本田んぼか林道で、夏になれば多くの生き物が、冬になれば静寂が包み込むそんな環境であった。

今では考えられないかもしれないが、平成10年代当時、岐阜の田舎ではインターネットに触れているのはクラスの3人ほどで、都会や社会の最新の情報はもっぱらTVから入手するのが常識だった。私の実家にインターネットが開通したのも私が中学生になってからであったし、携帯電話は高校生になってからが常識であった。

そんな田舎町で過ごしていた小学生時代は、今思えばとても懐かしく、輝かしい思い出であるが、当時は退屈していたであろう。

遊ぶことといえば虫取りや石合戦、友達の家や神社の境内でゲーム。ん?意外と退屈していないのか?

そんな小学生時代で私が印象的に残っている出来事がある。

私たちが首つりロードと呼んでいた森があり、そこではその名の通り首をつって自殺する人が多いと噂される道である。

嘘か真かは今ではわからないが、少なくとも近所の大人や親からは子供だけでは近づいてはいけないといわれていた。

しかしながら「ダメ」と言われれば行きたくなるのが子供の性である。

私は友達3人と共に、(日中ではあるが)肝試しにいった。

首つりロードといわれる道は、県が管理する林道の脇道にあり、舗装もなにもされていないみちである。日中であるにも関わらず不気味なほど薄暗かったのを覚えている。

私と友達ははしゃぎながら首つりロードを意気揚々と進んだ。途中落ちている棒きれを剣に見立て、気分はRPGの主人公気分であった。

首つりロードを進んでいくと、不意に友達の一人が「何か音がする・・・」と言い始めた。うす暗い森の中、本当にお化けがいるのかもしれない。

さっきまではしゃいでいた子供たちを急に恐怖心が覆った。

すると、目の前の藪ががさがさと動いた。

我々は「うわーーーー」と叫びながら一目散に来た道を駆けだした。

その後僕たちは首つりロードには近づかなくなった。

 

大人になった今思えば、あの時藪で動いたのはおそらく動物か何かだろうと思う。

しかし小学生の僕たちにそこまでの冷静さはなかった。

ただ不思議なことが一つだけ。

先日当時の友人たちに会う機会があったのだが、誰一人としてこのエピソードを覚えていないのだ。それどころか、あれほど話題になっていた首つりロードという言葉自体誰も覚えていなかった。

首つりロードとは何だったのだろうか。

私にしかない記憶なのか、私の妄想なのか。

実家に帰る機会があれば、もうあの道を一度訪ねてみようと思う。

善きサマリア人

「善きサマリア人」という言葉をご存知でしょうか。

キリスト教文化圏の人や医療従事者の中では有名なこの言葉。我々一般人は知らない人が多いかもしれません。

 

「善きサマリア人」の話はルカによる福音書に出てきます。

ひとりの傷だらけの男が道路脇に倒れていた。そこへとある司祭が通りかかったが、男の酷い有様を見ると避けて通った。次にレビ人がやってきたが、彼も男を無視した。最後にサマリア人が通りかかり、サマリア人だけが男を助けようとした。

サマリア人は現在も存在する民族であるが、当時は排斥されていたようです。

司祭やレビ人は祭司階級であるにも関わらず男を助けなかったが、排斥されていたサマリア人は男を助けた、という困っている人を助けることの大切さを説いたキリストの言葉だそうです。

 

ここで、「善きサマリア人の法」というものがあります。これはアメリカなどで存在している法律で、他者を助けた人が万が一救助に失敗した場合でも、その人が訴えられることがないようにしようとするものだそうです。

例えば飛行機の中で急病人が発生し、乗り合わせた医者が治療に当たったが死亡してしまった、といったシチュエーションで、「救おうとした医者を咎めることがないようにしましょう」というのが「善きサマリア人の法」にあたります。

救おうとしてくれた人を咎めないというのは、感覚的にいえば当然といえば当然なきもしますが、残念ながら日本ではこの「善きサマリア人の法」は明文化されていない(立法されていない)ようです。

災害が多い日本で暮らしていく私達。

もし自分が道端で倒れている人を救おうとして、結果として命が失われ、それを罪に問われたとしたら…。私は善きサマリア人になれるのでしょうか。

 

岐阜県内の市町村がもし1つのクラスだったら

岐阜県民なら誰しもが一度は通る道。

市町村の擬人化。

正直私は今までその道を避けてきた節がある。

「市町村を擬人化することで一体誰が得するのか」

その疑念を常に持ち続けてきた。

 

明くる日も明くる日も、私は問い続けた。

なぜ岐阜県民は市町村を擬人化するのか。

しかし遂にその答えは見つからなかった。

 

ならば、通るしかない。

答えがわからないのならばやるしかない。

私は岐阜県内の市町村を遂に擬人化することにした。

避けてきた道を歩む決心がついたのだ…。

 

私は岐阜県内の市町村を高校生と設定した。

彼らが高校生だったらどんな生徒なのか。

独断と偏見で設定を与えた。

独断と偏見のため、彼らには実態とは異なる性質を与えるが、暇人の妄想としてお付き合い願いたい。

 

都道府県学園3年A組(岐阜クラス)

出席番号1.安八(卓球部)

比較的真面目な性格でおとなしい。卓球部の部長として部活にも力をいれているが、実力は伴わない。

大垣や北方とも比較的仲がいい。

時々感情が決壊し、授業中に暴れることもある。

 

出席番号2.池田(写真部)

一人で弁当を食べている姿がよく見かけられる。

時々揖斐川と一緒にいるときもあるが、基本は一人でいる。友達ができないわけじゃなくてあえて作っていないらしい。週末他校の彼女とパラグライダーをする姿をたまたま大垣が見かけて話題になった。

 

出席番号3.揖斐川帰宅部

生粋の帰宅部

チャイムが鳴る前から帰る準備をしている。

時折教師に注意されるが、あまり効果はないようだ。池田とは家が同じ方向なので友達だと思っている。ただ一緒に帰ったことはない。

 

出席番号4.恵那(弓道部)

真面目系女子。「真面目系」とつくだけあって、真の真面目ではない。真面目を取り繕おうとするところがある。多治見や土岐などの同じ中学出身の目立つ友達に便乗して目立とうとするが周りからはバレている。多治見のことが気になっているけれど、今の関係を壊したくないと思っている。中津川とは幼馴染だけど反りが合わないらしい。

 

出席番号5.大垣(野球部)

プライドの塊。

岐阜や各務原をライバル視し、彼らと自分を合わせ岐阜クラス3強という言葉を作り、クラスメイトに布教した。しかしクラスメイトにはそこに多治見を加えて四天王と呼ばれている。

岐阜に負けたくない意識が非常に高く、クラスを自分派と岐阜派に勝手に分けて、岐阜派を排斥しようとしているが、そもそもそんな派閥がないため独り相撲となっている。

 

出席番号6.大野(帰宅部

これといった特徴はない平凡な少年。元々卓球部に所属していたが、安八と反りが合わず退部。揖斐川のことを帰宅部だと見下していたが結局自分も帰宅部になってしまった。

 

出席番号7.海津(剣道部)

オランダが好きな女子。

ヨハネス・デ・レーケの肖像画を常に持ち歩いている。同じ剣道部の瑞浪市とはそれほど仲は良くはない。輪之内や養老と仲がいい。

 

出席番号8.各務原(ホッケー部兼空手部)

クラスの人気者。性格もよく少女漫画に出てきそうな男子。父親が町工場を経営しており、本人も機械いじりが好きだが、その傍らで音楽も嗜む。一部の生徒からは岐阜、大垣、多治見と並んで四天王と呼ばれているが、本人は特に意識していない。

 

出席番号9.笠松(乗馬部)

馬をこよなく愛する男の子。

馬が好きすぎて学校に馬で登校したことがある。

岐南や羽島と仲がいい。

 

出席番号10.可児市吹奏楽部)

音楽をと花を愛する女の子で吹奏楽部部長。

自宅にピアノがあり、庭にはバラ園が広がるお嬢様。将来は音楽の道に進みたいと思っている。

周りからは岐阜と付き合っていると噂されているが、本人たちは明言を避けている。

同じ吹奏楽部の美濃加茂とその取り巻きが苦手。

双子の弟の御嵩吹奏楽部副部長。

 

出席番号11.川辺(吹奏楽部)

美濃加茂の取り巻き。

それ以上でもそれ以下でもない。

美濃加茂と一緒にいれば満足。

美濃加茂吹奏楽部に入ったから自分も入った。

同じ取り巻きの七宗や八百津も自分と同じ気持ちだと信じている。

 

出席番号12.北方(サッカー部兼卓球部)

すごく優しいイケメン。サッカー部のエースだが、卓球部にも所属している。誰とでもすぐに仲良くなる。実は実家がお金持ちだがそんな素振りは全くみせずに、日の丸弁当を好んで食べる。

 

出席番号13.岐南(乗馬部)

幼馴染の笠松に誘われるがまま乗馬部に入った。

流されやすい性格をしているが、それが彼のいいところ。岐阜や各務原とも仲がよく、3人でラーメンを食べに行ったりもする。

 

出席番号14.岐阜(サッカー部)

クラス長。

成績優秀で容姿端麗。

サッカーと歴史が好きで、将来は歴史の先生になるのが夢。

各務原岐南と仲がいい。

可児と付き合っているのかどうかは不明だが、二人が手を繋いでいるのを大垣が目撃したらしい。

 

 

今日はつかれたのでここまで。

続きはまた今度。

 

別れは唐突に

先日私の父方の祖母が鬼籍に入り、葬儀を無事に終えました。

直接的な死因は脳幹梗塞とのことでしたが、その原因となったのはヒートショックだったそうです。

私は母を高校生のときに亡くしており、変な話ですが、祖母を亡くした別れの哀しみの涙よりも、母を失った父や父の兄弟を思う涙のほうが多く流れました。

親孝行をしようと思ったときには親はいないと言いますが、子孫をもうけた父兄弟は親孝行できたのではないかと思います。

ただ遺された祖父を思うと、涙が再び目に浮かびます。

皆様もどうかご自愛くださいませ。