岐阜県民なら誰しもが一度は通る道。
市町村の擬人化。
正直私は今までその道を避けてきた節がある。
「市町村を擬人化することで一体誰が得するのか」
その疑念を常に持ち続けてきた。
明くる日も明くる日も、私は問い続けた。
なぜ岐阜県民は市町村を擬人化するのか。
しかし遂にその答えは見つからなかった。
ならば、通るしかない。
答えがわからないのならばやるしかない。
私は岐阜県内の市町村を遂に擬人化することにした。
避けてきた道を歩む決心がついたのだ…。
私は岐阜県内の市町村を高校生と設定した。
彼らが高校生だったらどんな生徒なのか。
独断と偏見で設定を与えた。
独断と偏見のため、彼らには実態とは異なる性質を与えるが、暇人の妄想としてお付き合い願いたい。
都道府県学園3年A組(岐阜クラス)
出席番号1.安八(卓球部)
比較的真面目な性格でおとなしい。卓球部の部長として部活にも力をいれているが、実力は伴わない。
大垣や北方とも比較的仲がいい。
時々感情が決壊し、授業中に暴れることもある。
出席番号2.池田(写真部)
一人で弁当を食べている姿がよく見かけられる。
時々揖斐川と一緒にいるときもあるが、基本は一人でいる。友達ができないわけじゃなくてあえて作っていないらしい。週末他校の彼女とパラグライダーをする姿をたまたま大垣が見かけて話題になった。
生粋の帰宅部。
チャイムが鳴る前から帰る準備をしている。
時折教師に注意されるが、あまり効果はないようだ。池田とは家が同じ方向なので友達だと思っている。ただ一緒に帰ったことはない。
出席番号4.恵那(弓道部)
真面目系女子。「真面目系」とつくだけあって、真の真面目ではない。真面目を取り繕おうとするところがある。多治見や土岐などの同じ中学出身の目立つ友達に便乗して目立とうとするが周りからはバレている。多治見のことが気になっているけれど、今の関係を壊したくないと思っている。中津川とは幼馴染だけど反りが合わないらしい。
出席番号5.大垣(野球部)
プライドの塊。
岐阜や各務原をライバル視し、彼らと自分を合わせ岐阜クラス3強という言葉を作り、クラスメイトに布教した。しかしクラスメイトにはそこに多治見を加えて四天王と呼ばれている。
岐阜に負けたくない意識が非常に高く、クラスを自分派と岐阜派に勝手に分けて、岐阜派を排斥しようとしているが、そもそもそんな派閥がないため独り相撲となっている。
出席番号6.大野(帰宅部)
これといった特徴はない平凡な少年。元々卓球部に所属していたが、安八と反りが合わず退部。揖斐川のことを帰宅部だと見下していたが結局自分も帰宅部になってしまった。
出席番号7.海津(剣道部)
オランダが好きな女子。
ヨハネス・デ・レーケの肖像画を常に持ち歩いている。同じ剣道部の瑞浪市とはそれほど仲は良くはない。輪之内や養老と仲がいい。
出席番号8.各務原(ホッケー部兼空手部)
クラスの人気者。性格もよく少女漫画に出てきそうな男子。父親が町工場を経営しており、本人も機械いじりが好きだが、その傍らで音楽も嗜む。一部の生徒からは岐阜、大垣、多治見と並んで四天王と呼ばれているが、本人は特に意識していない。
出席番号9.笠松(乗馬部)
馬をこよなく愛する男の子。
馬が好きすぎて学校に馬で登校したことがある。
岐南や羽島と仲がいい。
音楽をと花を愛する女の子で吹奏楽部部長。
自宅にピアノがあり、庭にはバラ園が広がるお嬢様。将来は音楽の道に進みたいと思っている。
周りからは岐阜と付き合っていると噂されているが、本人たちは明言を避けている。
出席番号11.川辺(吹奏楽部)
美濃加茂の取り巻き。
それ以上でもそれ以下でもない。
美濃加茂と一緒にいれば満足。
同じ取り巻きの七宗や八百津も自分と同じ気持ちだと信じている。
出席番号12.北方(サッカー部兼卓球部)
すごく優しいイケメン。サッカー部のエースだが、卓球部にも所属している。誰とでもすぐに仲良くなる。実は実家がお金持ちだがそんな素振りは全くみせずに、日の丸弁当を好んで食べる。
出席番号13.岐南(乗馬部)
幼馴染の笠松に誘われるがまま乗馬部に入った。
流されやすい性格をしているが、それが彼のいいところ。岐阜や各務原とも仲がよく、3人でラーメンを食べに行ったりもする。
出席番号14.岐阜(サッカー部)
クラス長。
成績優秀で容姿端麗。
サッカーと歴史が好きで、将来は歴史の先生になるのが夢。
可児と付き合っているのかどうかは不明だが、二人が手を繋いでいるのを大垣が目撃したらしい。
今日はつかれたのでここまで。
続きはまた今度。