美濃んちゅの酒場

岐阜を愛する若者が、様々なことを調べたり調べなかったりするブログです。ローカルネタから真面目なネタまでジャンルはゆるめです😁✨✨覗いてみてください。

とろろそば

まだ私が木曽路に近い場所に住んでいた頃、半年に1度くらいのペースで訪ねる蕎麦屋があった。木曽福島に本店を構える某蕎麦屋。国道沿いにも、中津川にものれんを構える立派な店である。

私とその蕎麦屋との出会いは齢13の頃、母が中津川の店舗に連れて行ってくれたのが最初だと記憶する。当時から地元では有名であったその店は、開店したばかりだというのに既に行列ができていた。

しばらく並んだのち、座敷の席に通された。店内には天ぷらの揚がる音や、蕎麦を切る音であろうか、トントントンという音、そして家族連れのにぎやかな声が充満していた。

私はとろろかけそば(冷)を頼んだ。

中学生がなぜとろろそば?と思うかもしれないが、当時から現在に至るまで、その蕎麦屋ではとろろそば(冷)しか頼んだことがない。

そば通ならざるそばを食べるべきだと思うが、私はそば好きであってそば通ではないので、そのあたりのプライドみたいなものが一切ない。当時自分がはまっていた「とろろ」がのったそばが食べたくて注文した。そしてそのとろろそばがおいしかったから、それ以来この店ではとろろそばしか頼んでいない。逆に言えば、とろろそばを食べるためにこの店に行くのだ。

さて、このとろろそばの魅力であるが、言葉では語りつくすことができない。つゆととろろをかき回し、白い雪のようなとろろの下から顔を出す太めの蕎麦。香りがいい。本店と中津川店で少し味わいも違うのもいい。どう違うかといわれると、正直わからない(笑)。雰囲気かな。どちらもおいしい。

コロナ禍になってめっきり行っていない。

早くあのそばを食べに行きたい。