「西の大垣、東の多治見、間に構える各務原。」
岐阜県の代表的な都市を示したあまりにも有名すぎるこの言葉。岐阜県民であれば知らない人はいないこの言葉で語られるように、美濃地方には岐阜市以外に各エリアを代表する都市が存在する。
西濃の筆頭「大垣市」。かつて水の都と称され、関ヶ原の戦いでは石田三成が入城していたことでも有名な大垣城を擁する西濃の覇者である。
東濃西部3人衆頭領、「多治見市」。かつての兄であった土岐市や瑞浪市を今や舎弟におき、灼熱の大地に居をなす炎の都市。明治以降、美濃焼の問屋が集まったことで、急速に都市化。近年隣接する可児市の台頭には油断できないが、東濃西部の覇者としていまだに君臨する。
そして、今回の記事のメインを張るのが「各務原市」。岐阜県最強の航空部隊を擁する県内最強の軍事都市である。
県都である岐阜市との連携は非常に深く、岐阜市を攻める部隊があれば瞬く間に蹂躙する。西では県都岐阜市を防衛し、南では愛知県からの侵略部隊から領土を防衛する。岐阜市並びに岐阜県の防衛を担っている。
各務原市は大きく分けて下記の4つのブロックに分けられる。
- 鵜沼……犬山の同盟地
- 蘇原……商業中心地
- 那加……巨大モール
- 川島……川
このうち最も重要なブロックは鵜沼である。
鵜沼は敵国愛知県に属する犬山市と隣接しているが、犬山市と良好な関係を築いているため岐阜県知事は鵜沼から犬山市を通じて愛知県知事と交渉を行っている。名古屋市とのホットラインも鵜沼にひかれている。
蘇原にはバローがある。バローは東濃の資本であり、蘇原にバローがあることによって、多治見市の岐阜地域での台頭を許している。バローのコロッケは安くて美味しいため、仕方がない。
那加には巨大なモールが存在する。
田んぼを潰し、国道沿いに生み出されたそのモールは県内最大規模を誇り、遠くは高山市から通う客もいる。各務原市といえば「みっぱらイオン」といっても過言ではない。各務原市の顔である。
川島には川がある。
個性豊かな各務原市であるが、近年は市内で紛争が勃発している。それは「ラーメン戦争」である。各務原市は知る人ぞ知る、知らない人も知っているラーメン激戦区である。
有名すぎるつけ麺の名店の他、個性豊かなラーメン屋が県内外問わず続々進出しており、ラーメン関係者の間では「各務原をとれば天下を取れる」とも言われている。
各務原市は大きなスケールで見れば県内の防衛を担っているが、市内に目を向けるとラーメン戦争という紛争が勃発しており、今後名実ともに防衛都市と名乗るためには、この紛争を鎮圧しなければならない。
※本記事で出てきた有名な言葉は、全然有名な言葉じゃありませんので知らなくても安心してね😃