仕事の愚痴を書くのはカッコ悪い。
つまり今日の私はカッコ悪い。
私が働く会社はいわゆるマーケティングリサーチ会社なのだが、企業体質が腐っている。狭い業界なので具体的にどの部分が腐っているかを書いた暁にはすぐに特定されてしまうのでここでは書かないけど、とにかくまあ色々腐っている。
その一つが社員の魂にこびりついて離れない下請け意識だ。
今でこそ業界大手に数え上げられている会社だが、創業当初から下請け業務が多かったため、社内においてクライアントと対等であるという意識をもって仕事している人間が少なすぎる。
下請け意識でやっているからクライアントからはなめられ、無茶苦茶な要求をされる。そこで交渉をする文化が根付いてこなかったなのだろう、無茶苦茶な要求を受け入れてしまう。すると結果として社内の体制がうまくいかなくなるし、モチベーションの低下や従業員の満足度の低下にもつながる。
私は下請け意識ではなくパートナー意識をもって仕事をしたい。
パートナーには無理なものは無理だという。
見積もりを出す条件で、条件が変わった場合は再度見積もると記載している。
仕様がかわったら再度見積もる。そんな当たり前なことをこの会社の先人たちは怠ってきた。
仕様が変わっても顧客に強く言い出せずに苦しみながら仕事をする先輩たちをみてきた。
ああは成るまい、そうおもい自分なりに交渉術や仕事を身に付けてきた。
しかし、先人たちが築き上げた下請け意識が目の前に大きくそびえ立った。顧客がうちを対等なパートナーではなく下請けとして見なすことは、歴史がそうさせているのだろう。
当然パートナーとして私を名指しで指名してくれる会社もある。しかし、大半の会社はやはりうちを「下請け会社」としてみなしている。めちゃくちゃな仕様で無茶をいう。
まあかまわないんだけどね。
うちはそういう会社なんだから。
ただ、顧客と交渉するのを推奨しない「イエスマン」な会社体制で、この先、生き残っていけるのかね。マーケティングリサーチを業務とするなら下請け意識じゃなく、もっと顧客のパートナーとしての意識を持とうぜ。
まあこの会社じゃ無理かな。
転職の日も近い。