【エルンスト・エンゲル】
19世紀ドイツの統計学者。かの有名なエンゲル係数を見出した男。
家計の所得が増えると、生活費に占める食費の割合が低下するらしい。
ホンマかいな。
エンゲルが生まれたドイツのドレスデンは「森の住民」を意味するらしい。
【ロナルド・フィッシャー】
20世紀のイギリスの統計学者。現代の推計統計学の確立者であるといわれる。
推計統計学は母集団から得られた標本を元に母集団全体の特徴を明らかにするものであるが、標本を抽出する方法がいろいろありすぎて、文系の私には難しい。
【コッラド・ジニ】
名前だけ聞くと某アニメーションのランプの魔人を彷彿とさせるが、偉い偉いイタリアの統計学者。ローレンツ曲線やジニ係数というワードが出てきたらこの人を思い出しておきたい。ジニ係数は所得格差を測る指標として、いろいろな場面で出てくる。私は公務員試験を受けようと勉強しているときにはじめましてのあいさつをしました。
【トーマス・ベイズ】
18世紀イギリスの長老派の牧師・数学者で、その筋の方々の中ではかなり有名らしい(私は知らなかった)。未来の出来事の確率はその事象の過去の発生頻度を求めることで計算できるとし、ベイズ統計という統計学のルーツを作ったらしい。最近のビッグデータの分析とかでも結構注目されてるらしい。
【カール・マルクス】
『資本論』で有名な人。共産主義と言ったらこの人が出てくる人も多いのでは。
勝手にロシア人だと思っていたら、実はドイツ人らしい。生まれはドイツのトリールと言われており、トリールの観光スポットランキングを調べると、「カールマルクスの生家」がトップに出てくるくらい有名らしい。
【アドルフ・ケトレー】
19世紀のベルギーで活躍した数学者。社会物理学を提唱した。近代統計学の父と言われているらしい。社会物理学と聞くと、社会学なのか物理学なのかよくわからなくなる。やってる内容は理系っぽい。ってかいわゆる商学とか経済学とか経営学とかマーケティングとかその辺って文系面してるけど、実は理系よね。文系と理系っていう2分類がそもそも古いのかもね。社会に出たら文系出身者も統計を学ばないとついていけないし…。
【アダム・スミス】
18世紀イギリスの経済学者であり、経済学の父と呼ばれている。今生きていたら「見えざる手」というワードで流行語大賞をかっさらいそうな人。
【エティエンヌ・ラスパイレス】
ラスパイレス指数で有名なドイツの経済学者。ラスパイレス指数は基準年に購入した数量と同じ数量を、調査時に購入した場合の価格の変化を比較するもの。
物価は常に変動するからね。
女心とキャベツの値段だけはいまだに読めない。
【ワシリー・レオンチョフ】
ロシア生まれのアメリカ人の産業連関表を考案したすごく偉い人。
産業連関表は「国内経済において一定期間に行われた財・サービスの産業間取引を一つのマトリックスに示した統計表」(総務省HPより)らしい。
要するに産業は互いに関連してるよねって感じのノリだと思う。
漁船一つとってみても、船を作る会社、燃料を仕入れる会社、漁師さん、卸売業者さんとかいっぱい関連してそうだよね。
多分そんな感じ。
【レオン・ワルラス】
19世紀フランスの経済学者。
経済学の分析手法に積極的に数学を取り入れた人らしい。